2007年 12月 10日
京都 -鶏冠朱ー
京都市立美術館へは人ごみを避け裏道から向う。
そこにはまだまだ京都らしい町並みが残っていてとても静か。
白川からの小さな川のせせらぎに紅葉が舞い、
水鳥の親子が仲良く連れ立っている。
近代日本画を堪能する。
半分近くは学生時代からよく鑑賞した作品ばかり。
今こうして改めて鑑賞すると、何故か昔の恋人に出会ったような気分になり、
とても懐かしく切なく、仕合せな気持ちになる。
美術館近くの骨董屋さんに五年ぶり足を運んだら店主が代替わりしていた。
私よりも若いのではないかと思われる好青年の店主が
宋時代の磁器ばかりを観ている私に気づき、声をかけてきた。
聞けば、今店内にクリスティーズに出す準備中の南宋の逸品があるという。
プロポーションも私の好みのもの。色も砧青磁(きぬたせいじ)隆盛期のものとか。
半分眉唾ものと聞き流しつつも、これも捨て眼利き目の鍛錬の絶好の機会。
観たい見たいみたい!
というわけで、来年春先に(季節柄、色合いは初春が似合うので)店頭にてお目見えとのこと。
専門家がつけたお値段を聞いたが、クリスティーズに出せば軽く二倍に跳ね上がるだろう。
・・・またのご縁にて・・・。
この後、恩師のドローイング&エッチング個展を観に寺町通りへ。
師には会えなかったがその繊細で独特な緊張感のある「線」に釘づけとなる。
がんばって観に来てよかった!
お蕎麦は「田毎」か「大黒や」、「尾張屋」さんで迷ったけれど、
あんまり寒いので近場の「田毎」で温まることにした。
美味しー♪このホタテがたまらんわ~♡
・・・温まったのはよいが、同時に胸がはってきて気分が悪くなってきた。
早く神戸に帰ってLeoに授乳せんと!
急いで帰宅したにも関わらず、この2日後から寝込んでしまいました。
京都の風邪菌は手強いのう。
一週間寝込み、体重は4キログラム落ちました。(すぐに戻ったけど)
もう若くはないのね、この身体。。。
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by angela_angelo
| 2007-12-10 18:43
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