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kaleidoscopeⅠ dall'atelier del granito

食の礎、ヒトの礎。

食の礎、ヒトの礎。_a0103858_1004878.jpg新居二年目のお正月。年末から続いた私とLeoのインフルエンザ騒ぎに次いで、夫がひどい風邪をひいた。
12月31日に仕事納めをし、正月休みは元旦から三日間だけ。短いお休みを満喫しようと、元旦から新酒をきこしめしたとたん、彼は体調を崩した。高熱がある中、夫実家に帰省したが、翌日は再び倒れ、看護する側としてももう何がなんだか解らず。
それでも四日から仕事始めをし、体調をだましだまし片道一時間半の通勤をつづけ、欠勤・遅刻無しで今月を終えようとしている姿勢に、ただただ尊敬の念を抱くとともに、会社人間として半ばあきらめ&呆れながら、彼の人生の刹那を思ったり、、
していたら、今度は私がぎっくり腰をしてしまい、昨日からはコルセットで腰を固定しなければ歩行困難に陥っている。もっとも衝撃的だったのが、今まで愛用していた腰椎症用コルセットがきつくなってしまい、なんとか固定してもちょっとした動作でテープがはじけ飛んでしまうことだった。。
今までS~М用だったのが、とうとう該当サイズがМ~Lになったようだけど、そうそう買い換えられないので、マリーアントワネット気分で毎朝ウエストをキュウキュウと絞り、見た目、明らかに不自然な女王蜂のようなウエストマークで過ごしている。ああ、キツイ。

こんなに太ったのは、、きっとアイツのせい。

――お餅。

新居周辺の自治体では年末年始にかけて頻繁に餅つき大会がひらかれ、
正月準備、初詣、どんど焼きと、神社の催しごとに境内で御影石(かつての地元名産品)の臼で餅をつく。
そのつき立てのお餅の美味しいこと、美味しいこと。
加えて、今年は息子が通う幼稚園のお餅つき大会もあり、
私もお餅丸め係に参加させてもらった。

園児のママとそのお父さん(おじいさま)が手水と杵つきをしてくださり、
その仲良い姿をとてもうらやましく思いながら、
つき立てのふわふわのお餅をママたちが素早くちぎり、
園児たちの小さな口サイズ(のどに詰まらせないように、親指の先ほどの)に丸める。

ご近所の方や見学者の方々用にはおぜんさいと大根おろし添えを、
園児用には、あんこ、あまから醤油、きなこ、と三種を。

ママたちで手分けし、丸める丸める、ひたすら丸める丸める…お餅が固くならないうちにと、
ひたすら丸めて蒸し器にのせて保温。

寒風吹きすさぶなか、風が止むとほんわりと背中を温めてくれる真冬の太陽の優しさに助けられ、
ママたちの素晴らしい連携プレー(伝統マニュアルばっちり☆)による、とてもよいイベントになった。

息子は三回もおかわりし、中にはそれでも足りなくて泣きべそをかく園児もいたとか。
我が家のように核家族、しかも平日は私と息子だけでとる食事が多い中、
こうして大勢で力を合わせて一つのものを素材から調理し、
みんなで分け合って食べる機会がもてて、ありがたいなぁと思った。
ちなみに私はおかわり回数、数え切れず。。

そういや私も田舎では幼いころには年末になると母の実家の餅つきに参加し
とても楽しかった思い出がある。
大勢の伯父伯母は若くパワフルで、従兄弟たちとともに私も必死にお餅を丸めた。
そのときの伯父伯母たちがひとり、またひとりとこの世を去り、
そのたびに彼らの餅つきのときの笑顔を思い出す。

お餅で幸せ太り。
現実はいろいろあれども、思い出に救われること多い今日この頃。
by angela_angelo | 2012-01-21 10:00 | | Trackback | Comments(0)

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